+++ title = "静的サイトと長期的な保守" description = "仕組みを小さく保つことが、長く書き続けるためにどう役立つか。" date = 2026-08-21 updated = 2026-08-22 [taxonomies] tags = ["情報工学", "Web"] [extra] related_software = [ "software/archive-site/index.md", ] +++ 個人サイトの目的は、必ずしも最新の機能を提供することではありません。文章を残し、必要なときに読み返せることが中心なら、静的な構成は今もよく合います。 ## 保守する対象を減らす 動的な仕組みを採用すると、アプリケーションだけでなく、実行環境やデータベースも保守対象になります。静的サイトでは、公開環境に置くものを生成済みのHTMLとCSSへ限定できます。 ```text Markdown → Zola → HTML / CSS / JS ``` 構成を小さくすることは、機能を諦めることではありません。目的に必要な部分を見極め、理解できる範囲に留める判断です[^small]. ### 更新の手順 記事を書くときの流れも単純です。 1. Markdownを追加する 2. `zola check`で内部リンクを確認する 3. `zola build`で静的ファイルを生成する 4. 生成物だけを配信する ## 読む時間を中心に置く 長く残す文章では、画面の動きより、行長や余白、リンクの見分けやすさが重要です。このサイトでは[Archive Site](@/software/archive-site/index.md)の設計を通して、その考え方を試しています。 ## 参考文献 1. Zola, *Documentation*. 2. W3C, *Web Content Accessibility Guidelines (WCAG)*. [^small]: ここでいう「小さい」は、ファイル数ではなく、運用時に理解すべき境界が少ないことを指します。